


龍頭山 光明院 金剛頂寺(こんごうちょうじ)は、四国八十八ヶ所霊場の第26番札所。
弘法大師空海が開基したと伝わる、真言宗豊山派の歴史ある寺院です。
境内は原始林に囲まれ、静寂と自然美に満ちた霊地。
参拝後は高台から太平洋を望み、心を整えるような時間が訪れます。
室戸岬の「東寺(最御崎寺)」に対し、金剛頂寺は「西寺」と呼ばれ、古くから人々に親しまれてきました。
| 寺名(正式) | 龍頭山 光明院 金剛頂寺 |
|---|---|
| 札所番号 | 第26番札所 |
| 宗派 | 真言宗豊山派 |
| 本尊 | 薬師如来(秘仏) |
| 開基 | 弘法大師 空海(大同2年/807年頃) |
| 所在地 | 〒781-7108 高知県室戸市元乙523 |
| TEL | 0887-23-0026 |
| 宿坊 | あり(収容 約100人) |
| 拝観時間 | 7:00〜17:00(参考) |
| 真言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
| 御詠歌 | 往生に望みをかくる極楽は 月のかたむく西寺の空 |
南国ICより車で約1時間30分
ごめん・なはり線「奈半利」駅より
高知東部交通バス「室戸岬・甲浦」行きで約35分
「元橋」下車 → 徒歩約45分
※歩き遍路の方は、登山口近くの宿もぜひご利用ください。

金剛頂寺は、弘法大師空海が平城天皇の勅願により創建したと伝わる古刹で、平安時代以来、皇室や土佐藩主からも篤く信仰されてきました。
創建当初は「金剛定寺」と称し、のちに嵯峨天皇の勅額によって「金剛頂寺」となったと伝えられています。
山号の「龍頭山」は古くからの呼び名。
境内は原始林に抱かれた静かな霊域で、室戸岬を見下ろす高台からは太平洋の雄大な景色を望むことができます。

本尊の薬師如来像は、弘法大師が自ら刻んだと伝わる秘仏。
完成後、像が自ら扉を開けて鎮座したという伝承も残されています。
御開帳:毎年 12月31日〜1月8日

正倉院風の建物に、多くの寺宝が収蔵されています。
平安時代の金銅旅壇具、阿弥陀如来坐像、観音菩薩像など、国の重要文化財が多数保存されています。

弘法大師が炊いた米が万倍になったという伝説に由来する釜。
訪れる人々に福をもたらす象徴として、今も親しまれています。

境内には鯨供養塔があり、海と共に生きてきた室戸の歴史を今に伝えています。
金剛頂寺は別名「クジラ寺」とも呼ばれ、訪れる人々の心を静かに整えてくれます。

境内には、県指定天然記念物の植物「ヤッコソウ」が自生しています。
自然と信仰が深く結びついた霊場ならではの見どころです。

本尊 薬師如来像 御開帳:12月31日〜1月8日(毎年)
弘法大師像 ご開帳:1月第2日曜日(予定)
※年により日程が変更になる場合があります。詳細は寺院へお問い合わせください。

地元では金剛頂寺を「西寺(にしでら)」と呼び、室戸岬の最御崎寺(ほつみさきじ)を「東寺」として対をなす存在として親しまれています。
遍路旅の中でも、室戸の地が「修行の道場」と呼ばれる理由を、実感できる札所のひとつです。